医療保険 新キュア メリット デメリット

オリックス生命の医療保険 新CURE[キュア]

医療保険 新CURE[キュア]の、ちょっと掘り下げ気味のメリット・デメリットです。

将来のガンリスクや生活習慣病に備えたり、それ以外の怪我や病気の入院の負担を少しでも軽くするるためにも、医療保険は必要ですよね。
特に終身医療保険は一生涯を保障するので、加入してから後悔しないよう、良い部分も良くない部分も知っておきたいものです。

新キュアはメリットが多い超有名医療保険ですが、他社と比較すると見えてしまうようなデメリットは無いのでしょうか。
若年性の大腸ガンで腹腔鏡術の手術入院をした経験も踏まえながら解説します。


新CURE[キュア]の概要

●主契約
1.疾病入院給付金
2.災害入院給付金
3.手術給付金

●特約
4.先進医療給付金
5.先進医療一時金
6.入院一時金
7.通院治療支援一時金

8.がん一時金
9.急性心筋梗塞一時金
10.脳卒中一時金
8〜10をまとめて重度三疾病一時金特約と言います。

11.がん一時金
12.がん通院給付金

意外にシンプルな医療保険です

主契約の入院日額給付部分が疾病と災害に分かれていますが、気にしないでかまいません。
各保障を並べてみると、理解しやすい構成になっているのがわかります、わかりやすい内容も新キュアのメリットと言えるでしょう。

ここから、新CURE[キュア]メリットとデメリットを書いていきます。

01 三大疾病の支払日数が無制限

メリット1
新キュアの約款所定の七大生活習慣病があり、そのうち下記1〜3の三大疾病になると、1入院の支払限度が無制限になります。

三大疾病と七大生活習慣病の内訳

1.がん(悪性新生物と上皮内新生物)
2.心疾患
3.脳血管疾患
(ここまでの三種類が「三大疾病」です)

4.糖尿病
5.高血圧性疾患
6.肝硬変
7.慢性腎不全
です。

上皮内新生物も同額保障です

新キュアの「がん」に上皮内新生物の保障が含まれます。
たまに上皮内新生物の保障金額が悪性の半額だったり10%ほどだったりする医療保険を見かけますが、新キュアは悪性腫瘍と同額保障が受けられることも見逃せません。
これは主契約(基本保障)の範囲内でできる保障の拡大なので、別途保険料を追加する必要が無いのは大きなメリットです。

02 4種の活習慣病は1入院について60日延長

メリット2
入院の支払限度タイプ60日型と120日型がありますが、三大疾病以外の生活習慣病は支払限度日数が延長されます。

支払限度日数が60日延長!

上記の七大生活習慣病のうち三大疾病以外(脳血管疾患・糖尿病・高血圧性疾患・肝硬変・慢性腎不全)による入院は、1入院の支払限度60日が延長(加算)されます。

支払限度60日型なら→120日、120日型であれば→180日、と保障日数が拡大されますが、これも主契約の範囲内なので保険料が増額されることはありません。

03 複数回入院が1入院通算されないメリット

メリット3
先に、他社でよくある複数回入院の通算について説明し、次に新キュアのそんなにがっちり通算しない入院給付について説明します。

2回の入院間隔は180日超

よくある医療保険の主契約の入院給付は、1回目の入院の退院日と2回目の入院日の間隔が180日未満の場合は、入院の原因を問わず1入院にまとめられてしまいます(複数回入院の通算)。

何を言いたいんだ?と思いませんか。
わかりにくいかもしれませんので、老後によくある怪我や病気でクイズを出題しましょう。

入院給付金クイズです!

●1回目の入院(骨折)
1月21日に入院、3月11日に退院(入院日数50日)

〜骨折入院の退院日から3ヶ月経過〜


●2回目の入院(肺炎)
6月12日入院、7月21日に退院(入院日数40日)

●問題
医療保険で1入院の支払限度日数を60日で契約している場合、この2回(合計90日)の入院の入院給付金は何日分の支払になるでしょうか?

入院給付金クイズの解答

多くの方は、1回目の入院で50日分が支払われて、2回目の入院は40日分が支払われると答えるでしょう。確かに2回の入院共に60日以内です。
ですが正解は
1回目50日分、2回目10日分!の支払です。

2回の入院の間隔は
・1回目の退院日の翌日から
・2回目の入院日の前日が
・180日未満
なので、2回の入院は通算して連続した90日の1入院とみなされます。
通算された90日の1入院に対して給付されるのは1入院の支払限度日数である「60日分」だけです。
90日(入院日数)−60日(保険会社から支払われた給付金)=30日分は自腹になります。

入院給付金の解説

1回目の入院(骨折で50日)は、退院後に診断書を取って申請すると50日分の入院給付金を受けられます。

ですが、2回目の入院(肺炎で40日)と、1回目の入院がまとめられて通算90日の1入院と数えられる一方で、医療保険で契約している支払限度日数は60日分です。

その60日分のうち既に50日分が支払われているので、2回目の40日の入院に対して保険会社は入院給付金を10日分だけ支払うことになり、残りの30日分は給付されず自腹になります。

新キュアは原因によって別入院にします

ここまで書いたのはあくまで「他社の、よく見かける医療保険」の例です。

話を戻しましょう
新キュアの「主契約の」入院給付金の場合「原因が異なる」「連続していない入院」は別個の支給対象になる入院と数えるので、180日未満であっても「骨折」と「肺炎」という原因が異なる別個の入院扱いです。
よって、骨折入院50日分も肺炎入院40日分も60日以内の別入院となり、両入院共に満額の入院給付金が支払われます。

保険会社によって扱いが違います

これは新キュアをベタ褒めしているのでは無く、保険会社によって2入院の間隔と通算の扱いが違うのですが、新キュアは良心的ですと言いたいのです。

例えば上記の例で
・1回目が胃がんの入院
・2回目が肺炎の入院
の場合、原因が全く異なるので退院から次の入院まで180日以上経過していなくても別入院です。

ですが新キュアでも
・1回目が胃がん入院
・2回目が肺がん入院
であれば同種の原因となり、180日以上の間隔が開いていない2入院が1入院通算されます。

補足ですが、新キュアは病気やケガの治療に伴う(必要な)検査入院は入院給付金の支払いの対象になりますが、人間ドックなの検査入院は支払対象にはなりません。

04 入院手術給付が一律20倍

メリット4
いやいや、他の保険会社は入院日額の40倍の手術給付金が出るよ、新キュアの入院給付金の20倍が支払われる入院手術給付金を、メリットって言うのはおかしいでしょ?
と言われそうですが、他社の40倍に該当する手術は「重大手術」と書いてありませんか?

可能性が高い・低い手術

他社で言う重大手術は開腹・開胸・開頭などの「大きく切る」手術です。
入院期間の短縮化や患者の体力面を考慮したり、ガンの早期発見率が高くなってきたこともあり、昔のように切る手術が採用されることは少なくなり、代わりに「穴開け」手術が多くなりました。

可能性の低い切る手術(重大手術)が、入院給付金の40倍の手術給付金が支給され、その他の入院中の手術は10倍、外来の手術は5倍の倍率です。
このような保障内容なら、腹腔鏡や胸腔鏡などのガン治療によく用いられる穴開け手術は10倍の支給です。

穴開け手術とか外来手術と言ってもいまひとつ想像が付かないと思うので、先に管理人が受けた穴開け手術と外来手術の話をしましょう

大腸ガンの穴開け手術

管理人の経験談コーナーになりますが、若年性の大腸ガンということで腹腔鏡下術を受けました。
肋骨の下左右2カ所と骨盤の少し内側を左右2カ所を1センチほど切開し(穴を開けて)、鉗子の付いた棒2本とカメラ内蔵の棒を2本、を体に入れます。
切り取った腸は、臍を含めて6センチほど切った「穴」から取り出すのですが、この程度の切開だと「穴開け」手術の部類だそうで、出血も痛みも少なく入院日数も短くなるそうです。

(管理人の手術の予定出血量は20ccで、術前の血液検査で取られた血液の方が多いことにツッコミを禁じ得ませんでしたが、比較的若いので確か術後4日間は激痛に苦しみました。10日間の入院です。)

術前の医師説明では、大腸ガンの9割以上が腹腔鏡で行われていて、開腹手術の割合は少ないそうです。

外来手術はこんな感じでした

管理人の場合、大腸切除手術後3年経過後の経過観察健診で、大腸内視鏡検査をしている最中に見つかったポリープ(良性)を切除しました。
検査をした医師も「あ、ポリープがあるから取るよぉ〜」みたいな軽いノリだったので手術と気が付かなかったのですが、請求書を見たら「手術」と書いてあって驚きました。
外来手術と言うと、検査で何か見つかり、日取りを決めて手術着に着替えて手術するみたいな感じかと思っていましたが、その真逆と言える「来院して、検査したらたまたまあったから取って、お金を払って帰宅した」手術でした。

高めの給付金を、広く適用する

管理人の経験談が長くなりましたが、がんの治療で多用される手術と外来手術がなんとなく解って頂けたらと思います。
保険の話に戻しましょう。
重大手術に大きな倍率を設定し、その他の手術に低めの倍率を設定する他社の医療保険もありますが、40倍の手術給付金を受取る可能性が低い欠点があります。
このような設定であれば、実質10倍の入院手術給付金の医療保険になる可能性が大きくなります。
新キュアは、がんになったときに選択されやすい手術もその他の入院手術も一律で、高めの倍率(20倍)を設定しているのがメリットです。

05 先進医療特約の雑費支給

メリット5
先進医療保障は特約なので、任意付加(オプション)の保障です。

高額な先進医療

がんの治療に使う先進医療の重粒子線照射などは、入院費用を含まず技術料だけで1回で300万円以上になります。こんなに高額な治療に本人3割負担の健康保険を使うと市区町村の財政が破綻するので、健康保険の適用外であり、技術料は全額自己負担になります。
100%全額自腹になる高額な技術料の負担を保障するのが先進医療特約です。

技術料と雑費を保障

新キュアの先進医療特約は、技術料の通算が2,000万円までの給付と、十分な余裕がある上に、50万円を上限として、先進医療の療養1回につき先進医療給付金の10%相当額(先進医療一時金)が別途支払われます。

重粒子線を受けられる施設は日本に6カ所だそうで、例えば北海道の患者さんと付き添いの人が群馬県の施設に行く場合、交通費や付き添いの人の宿泊費も必要ですし、その他の雑費も必要です。このような費用に先進医療一時金が役に立ちます。

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01.七大生活習慣病の保障が少し薄い

デメリット1
実は新キュアの肝臓と腎臓の保障は、他社の七大生活習慣病の保障よりも保障範囲が狭くなります。

肝硬変と慢性腎不全

他社の七大疾病や七大生活習慣病の保障の多くは
「肝疾患」「腎疾患」の保障ですが
新キュアは
「肝硬変」「慢性腎不全」
このように、肝臓と腎臓について病名が明示されて保障範囲が限定されています。
これは少しデメリットです。

02 保険料の払込免除は無料だがハードルが高い

デメリット2
他社も基本的な保障に含まれる保険料免除特約があり、その条件は新キュアと同様です。

新キュアの保険料免除の条件

●病気・ケガによる高度障害状態
●不慮の事故による所定の身体障害
その中の1種類でも該当すれば将来の保険料は免除されます。

少々生々しいですが、高度障害状態と身体障害状態を約款から抜粋しておきましょう。

●「高度障害状態」の抜粋
1.両眼の視力を全く永久に失ったもの
2.言語またはそしゃくの機能ほ全く永久に失ったもの
〜省略〜
8.1上肢(肩関節より指先まで)の用を全く永久に失い、かつ、1下肢(股関節より指先まで)を足関節(足首)以上で失ったもの

●「身体障害状態」
1.1眼の視力を全く永久に失ったもの
3.1上肢を手関節(しゅかんせつ=手首)以上で失ったかまたは1上肢の用もしくは1上肢の3大関節(肩関節・肘関節・手関節)中の2関節の用を全く永久に失ったもの

言い方が悪くなりますが、ここまで凄いことにならないと保険料免除になりません。

特約の保険料免除が欲しい!

他社の医療保険も、基本的に高度障害状態や身体障害状態で保険料が免除されますが、さらにいくつかの他社医療保険は、3大疾病保険料払込免除特約を別途付加できる特約が用意されています。
3大疾病の保険料免除の条件は、悪性新生物の診断確定、あるいは急性心筋梗塞または脳卒中で入院を開始したときで、保険会社や加入条件にも依りますが、30歳男性で月額200円〜300円ほどの特約保険料でした。

新キュアは3大疾病保険料免除特約が無いので、少々デメリットを感じます。

03 保険料払込期間は3種類だけ

デメリット3
新キュアは60歳・65歳払込満了と終身払の3種類だけなので、もう少し保険料払込期間の設定を増やして欲しいです。

終身払いは避けるべき

保険料払込期間についてのデメリットは、○○歳払済を増やしてくださいと言うだけで記事が終わってしまうので、是非気をつけて欲しい終身払いについて書いておきましょう。

豆知識ですが、終身払いの保険料「総額」が高くなるって知ってますか?
きつい言い方で申し訳ないのですが、全ての保険は目先の月額保険料で考えずに、保険料「総額」で考えてください。ということになります。

例えば30歳男性の保険料月額が
終身払い→約2,700円
65歳払済→約3,800円
60歳払済→約4,300円
だったとして、終身払いは90歳まで保険料を払い続けた場合と「保険料総額」を比較すると
終身払い→約1,994,000円
65歳払済→約1,596,000円
60歳払済→約1,548,000円

60歳と65歳払済の保険料総額は5万円程の差額ですが、60歳払済と終身払いとの差額は約45万円です。
そういえば人生100歳時代とも言われているので、終身払いで100歳まで支払った場合の保険料総額を計算すると2,268,000円となり、60歳払済との差額はちょうど72万円です。

新キュアも保険料支払方法の選択肢が欲しい

保険料支払期間が短くなるほど保険料総額は安くなるので、新キュアに55歳払済も設定して欲しいですし、できれば少し長めに70歳払済の設定も欲しいところです。
また、新キュアのネット申込は月払いのみの選択ですが、対面販売なら他に半年払い・年払いも選択できます。

04 ネットでは60日型しか選べない

デメリット4
対面販売なら1入院の支払限度は60日型または120日から選べるのですが、ネット申込は60日型だけです。

医療保険は老後も考えましょう

新キュアに限らず終身医療保険は「一生涯」の保険なので、ちょっと生々しい話ですが、内臓も骨も弱る老後に給付金を受け取る機会が多くなる保険とも言えます。
歳を取る毎に1回の入院が長期化するのは当たり前で、生命保険文化センター「傷病別・年齢階級別平均在院日数」によると(一部抜粋)
●骨折入院
35〜64歳:21.9日
75歳以上:51.9日

●脳血管疾患の入院
35〜64歳:46.9日
75歳以上:116.0日

このように入院日数が如実に長期化していきます。
さらに、老後だけでなく、先に書いたメリット03の入院給付金クイズのように、若くても短期間に結構な長期入院を複数回繰り返すことも考えられます。

ネットでは60日型だけなので保険料が安くなるメリットがありますが、老後や万が一の複数回入院を考えると少々デメリットを感じます。出来れば対面販売で120日型を選ぶべきではないでしょうか。

新キュアのまとめ

●三大疾病の支払日数が無制限になり、七大生活習慣病は1入院について60日延長される
●複数回入院の1入院通算があっても、原因に関連性が無い場合は別個の入院と認められる
●三大疾病による保険料免除特約が無い
●対面なら120日型も選べるがネットでは60日型のみになる(老後や複数回入院の通算を考えるなら、120日型が望ましい)

新キュアのメリット・デメリットを書きましたが
・他社の医療保険ならこんな保障があるのに!とか
・やっぱり新キュアの方が良かった!
など後悔しないよう、必ず複数の医療保険を比較しましょう。

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