先進医療特約とは

先進医療特約の意味・解説

先進医療特約は、基本的に国家管掌の健康保険が適用できず、高額な治療費が全額自己負担になるのが弱点とも言える超高度医療技術「先進医療」の技術料「だけ」を保障する、任意付加の特約です。

先進医療は厚労省認可です

まず先進医療の話をしますと
安全性と治療効果が確認された厚生労働省認可の医療技術で、平成30年8月1日現在で93種類が「保険診療との併用を認める」という形で認可されています。
その治療効果は絶大なのに費用(技術料)が高すぎて基本的に国家管掌の健康保険が効かない、最先端の医療技術といえるでしょう。

例えばガン治療の「粒子線治療」があります。健康保険が効く範囲の手術で完治できそうにない場合、最先端の医療技術でがん細胞を除去することを希望することもあると思います。
ご高齢の方が体を切る手術をすると、ガン治療以外に傷の回復にも体力を使ってしまうことになります。
さらに、働き盛りの世代は少しでも早い社会復帰を望まれるのでは無いでしょうか。できれば、体を切らないでガン細胞だけを壊滅したいものです。

先進医療に認可されている粒子線治療なら、このような切らない治療ができるのですが、超高額な自己負担になってしまうのです。

体を切らないガン治療技術は高額

体を切らないでガン細胞だけを消滅させる最先端の粒子線治療法は
●重粒子線治療:技術料だけで320万円程度
●陽子線治療:技術料だけで250万円程度
となるので、決して侮れない金額です。

健康保険の補助は大きい

先に余談ですが、病気や怪我で手術・入院をした場合、医療費は一般の人は3割が自己負担で、残りの7割が国からの健康保険から負担されるますしのは皆さんご存知かと思います。
また、高額医療費の申請をすると、1か月に同じ医療機関でかかった費用自己負担限度額を超えた額を、国で保障してもらえます。国家管掌の健康保険というのは本当にありがたいのです。
70歳以上の方は、1割負担と2割負担の方がいるかと思います。この場合は、医療費の9割または8割を補助してくれることになります。

先進医療に健康保険が適用できない理由

先進医療は他にも様々な技術があり、例えば、脳血管へのカテーテルや口腔外科でのインプラントなど10万円程度からのものもあります。
先進医療は、医療技術料「だけ」で10万円から300万円以上もするのです。

特にがんの治療技術は需要が多いので、例えば重粒子線治療を80歳の患者さんが受けた場合、もし国家管掌の健康保険が適用できたら300万円の9割が健康保険で賄われるのです。
先進医療一回で一人に270万円以上も補助することになるので、このような高額な負担を続ければ、さらに多数発生すれば、累計補助額が大きくなりすぎて公的医療保険が破綻してしまいます。
このような事情で健康保険が適用できないのです。
健康保険が適用できないと言うことは、その治療(先進医療の技術料)は、全額個人負担となるのです。

技術料のみが健康保険不適用

先進医療は、たとえは重粒子線照射術だけを受けて終わるのでは無く、診察、画像検査、血液検査、投薬、注射、入院など、他の一般的な手術や治療と同様とか共通するものも必要です。
これら一般的に共通する部分は国家管掌の健康保険が適用されます。
これが、先進医療の「技術料」にこだわって書いている理由です。

保険会社の先進医療特約

この「全て自己負担の高額な先進医療の技術料」を生命保険会社で保障するのが「先進医療特約」とか「先進医療給付特約」なのです。
この特約は、特約自体の月々の保険料が100円前後が多いので損をした感じはしないでしょう。もし新規で医療保険に加入するのなら積極的に付加することをオススメしたいです。
ただし、終身医療保険に付けた先進医療特約でも、この特約だけは10年更新に成っているのが現状で、この特約料だけは10年毎に値上がりします。

累計支払総額に気をつけて

少し昔は先進医療特約の保険期間中の保障金額が累計500万円までというものが多かったのですが、現在は累計1,000万円または2,000万円というのが主流です。
注意する点があるとすれば、保険期間中という文言です。終身医療保険なら一生涯のうちの先進医療の技術料上限が1,000万円とか2,000万円になるのです。
例えば、終身医療保険に加入している人が生涯で重粒子線治療を3回行った場合、合計額が960万円ですので、先進医療特約が1,000万円でしたらほぼ使い切ってしまいますよね。

重粒子線治療の話

先進医療特約の説明によく出てくるのが「重粒子線治療」です。
重粒子線一回の照射で300万円になるので今から備えておきましょう!ということですが、そんなに凄い治療方法なのでしょうか。

重粒子線で狙い撃ち

体を切らないで体内のがん細胞を消滅させるのが、重粒子線治療です。
体を切らない?がんを消す? 魔法なの?
とツッコまれそうですが、高いエネルギーを持つ放射線の一種である「炭素イオン線」を、周囲の正常な臓器を傷めることなく、悪性腫瘍だけに照射して精密に狙い撃つんです。
そうですねぇ、虫眼鏡で光を集めて紙を焼くみたいな感じでしょうか。虫眼鏡と紙の間の空気が変質したり焼けたりしませんが、紙だけが燃えますよね。

重粒子線で治療可能な部位

●口・喉・鼻のがん
●食道がん
●肺がん
●肝臓がん
●膵臓がん
●子宮がん
●前立腺がん
●直腸がん
●軟骨部腫瘍
これらのがんに有効です。
医療の技術料は「基本的に」健康保険が適用できないと書きましたが、陽子線・重粒子線治療の一部で健康保険が適用できるようになりました。
重粒子線治療の場合
「口・喉・鼻のがん」のうち一部
「軟骨部腫瘍」
「前立腺がん」
で健康保険が適用できるそうです。

重粒子線治療の弱点

手術に代わる画期的な治療とも言える重粒子線治療ですが、胃がん・大腸がんは、胃も大腸も勝手に動いてしまうので精密照射ができません。
また、がんが全身転移している場合は、照射よりも抗がん剤での治療が有効だそうです。
弱点ではありませんが、初期のがんや軽度ながんであれば、内科で内視鏡術、外科で腹腔鏡術をするほうが費用が格段に安くなり、重粒子線治療の必要がなくなります。
これらのことから、がんのステージUかVでの適用が有効とも言われます。

重粒子線治療は激安?

照射時間は1分から3分程。
患者さんはバレーコート半分(9メートル四方)くらいの部屋で照射してもらいます。
精密照射なので専用装具で体を固定する必要があり、照射室入室→身体固定→照射→退室まで30分ほどだそうです。

重粒子線を生成する為に必要な直径40m以上ある加速器、重イオン源設備、入射器設備、治療照射装置は、約60m x 約120mの建物内にあるのです。
言い換えれば、重粒子線を作る為に最新型のゴジラが入りそうな大きさの建造物を造っているのです。
その重粒子線の出口がバレーコート半分の大きさの部屋と言えるでしょう。

例えば、直径3cmのがん細胞の塊に重粒子線を精密照射するために1、2,000cm x 6,000cmもの建物を造りました。という感じですね。
それらを考えると、もしかしたら一回の技術料が300万円だとしても激安価格なのかもしれません。

重粒子線受診の旅と生命保険

日本で重粒子線治療ができるのは、群馬県、千葉県、神奈川県、大阪府、兵庫県、佐賀県の6府県の6施設だけです。
ということは、北海道在住の方が群馬県や千葉県の施設で重粒子線治療を受ける事も考えられます。
長距離の移動になるのでちょっとした旅です。高額な往復交通費が必要になりますし、付き添いの方の交通費と宿泊費も必要になるでしょう。
生命保険会社や医療保険商品によっては、先進医療を受けた場合に先進医療特約特約とは別に使途自由な一時金が出る特約があります。
先進医療特約を付けるのであれば、そのような必要経費の特約も一緒に考えるべきでしょう。

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