ソルベンシー・マージン比率とは

ソルベンシー・マージン比率の意味・解説

ソルベンシー・マージン比率は支払余力と言われたり、生命保険会社の経営状態の健全性を表す指標と言われています。


ソルベンシー・マージン比率とは

Solvency Margin Ratio をネットで調べると「保険会社の財務的支払能力」とか、「保険金支払の財務的支払余力」となっています。
わかりにくいので、もう少し細かく書くと通常の予測を超えたリスクに対応する、保険金の支払余力を示した指標です。

いかなる不測の事態でも、払う!

東日本大震災のように一度に大勢の人に不幸が降りかかったときに、生命保険会社はたくさんの保険金支払が発生します。
また、株の暴落の場合は、保有していたお金からかなりの割合で資本が引き出されることも予想されます。

将来、震災が再来して首都圏を襲ったから保険金を払えませんとか、リーマンショックのようなものが再来して金融危機だから保険金を払えません。
こんなことでは保険会社とは言えないですよね?
こういった予期しない極端な事態でも、会社経営体制が揺らぐことなく保険金の支払いを滞りなく実行できるであろう体力。とでもいうべき評価の指数となっています。

200%の線引き

日本ではソルベンシー・マージン比率が200%未満になると金融庁から経営体質の改善命令が下されます。
ソルベンシー・マージン比率に注目するなら、せめてその二倍超、500%以上を安全圏とみて差し支えないようです。

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破綻した生保会社の数値は?

過去に破綻した生命保険会社のソルベンシーマージン比率は、200%を切っている会社と200%以上の会社があります。

破綻した生保の比率はマイナスもある?

金融庁のウェブサイトにある「破綻会社のソルベンシー・マージン比率とその後の見直しについて(2007.1.29)」によりますと

例えば大正生命
平成11年度末で384.7%
平成12年度末は67.7%
との報告だったようです。

ですが実際は
平成11年度末で279.8%
平成12年度末はマイナス49.9%であったという、比率の見直し報告がされています。
以下、引用させて頂きます。

千代田生命
報告平成11年度末:396.1%
報告平成12年度末:263.1%
修正平成11年度末:332.9%
修正平成12年度末:163.6%

協栄生命
報告平成11年度末:343.2%
報告平成12年度末:210.6%
修正平成11年度末:190.6%
修正平成12年度末:98.9%

東京生命
報告平成11年度末:478.7%
報告平成12年度末:446.7%
修正平成11年度末:381.1%
修正平成12年度末:325.5%
引用は以上です。

これらの数値を見ると、ソルベンシーマージン比率が経営状態の健全性表す指標と言われるのもわかる気がします。

これは破綻した生保会社の平成11年12年のディスクロージャー資料などから、再計算したものだそうです。
修正後はマイナスの数値が出るなど大分数値が違うようですが、もしかしたら生保会社が破綻した頃は、ソルベンシーマージン比率の計算自体が少々甘かったのかもしれません。

その後のソルベンシーマージン比率の計算方法は変更があったり厳格化されているので、現在は正確な数値が算出されていると思います。

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ソルベンシーマージン比率の計算は難解です

ソルベンシーマージン比率の計算方法を書き出してみましたが、計算凄く難しいので、ここは飛ばして構いません。

計算式は結構シンプル

ソルベンシー・マージン比率(%)=
ソルベンシー・マージン総額÷{(1/2)×通常の予測を超えるリスクの合計額}×100
と計算されます。

ソルベンシー・マージン比率自体の計算式は簡単ですが
●ソルベンシー・マージン総額
●通常の予測を超えるリスクの合計額
の説明や計算が難しいのです。

ソルベンシーマージン総額の計算

ソルベンシーマージン総額は11〜12項目
1.基金等
2.価格変動準備金
3.危険準備金
4.一般貸倒引当金

5.その他有価証券の評価差額・繰延ヘッジ損益×90%(マイナスの場合100%)
6.土地の含み損益×85%(マイナスの場合100%)
7.全期チルメル式責任準備金相当額超過額
8.負債性資本調達手段等

9.全期チルメル式責任準備金相当額超過額及び負債性資本調達手段等のうち、マージンに算入されない額
10.控除項目
11.その他税効果相当額

これらの合計額がソルベンシーマージン総額になります。
各項目の内容は凄い難しくて管理人にも理解ができないので、詳細は割愛させてください。すみません。

生保会社によって1.の基金等が資本金等と書かれていたり、1〜11の並びの順番が違っていたり、必要項目が増えていたりしますが、内容や計算手法は全く同じです。

通常の予測を超えるリスクの計算方法

通常の予測を超えるリスクの合計額
(R1+R8)+(R2+R3+R7)の平方根に、R4を加算して算出します。

R1:保険リスク相当額
R8:第三分野保険の保険リスク相当額
R2:予定利率リスク相当額
R7:最低保証リスク相当額
R3:資産運用リスク相当額
R4:経営管理リスク相当額

各項目の説明は・・・割愛させてください。


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各社ソルベンシーマージン比率ランキング

平成28年度末(平成29年3月31日)の生保各社のソルベンシーマージン比率を、ランキング形式で載せました。

1位 ネオファースト生命 5,250.4%
2位 メディケア生命 3,191.1%
3位 ソニー生命 2,624.3%
4位 ライフネット生命 2,455.8%
5位 あんしん生命 2,348.1%
6位 三井住友あいおい生命 1,726.7%
7位 アクサダイレクト生命 1,723.2%
8位 オリックス生命 1,566.6%
9位 ひまわり生命 1,513.1%
10位 チューリッヒ生命 1,233.9%
11位 大同生命 1,206.2%
12位 かんぽ生命 1,130.5%
13位 FWD富士生命 1,109.9%
14位 富国生命 1,081.2%
15位 大樹生命 1,068.7%
16位 アフラック 1,030.0%
17位 三井住友プライマリー生命 992.9%
18位 フコクしんらい生命 947.2%
19位 明治安田生命 937.9%
20位 マスミューチュアル生命 936.5%
21位 日本生命 917.9%
22位 ジブラルタ生命 889.1%
23位 メットライフ生命 889.0%
24位 第一生命 881.8%
25位 住友生命 873.6%
26位 マニュライフ生命 841.9%
27位 太陽生命 835.1%
28位 PGF生命 829.7%
29位 プルデンシャル生命 817.4%
30位 朝日生命 808.5%
31位 楽天生命 799.5%
32位 アクサ生命 780.9%
33位 第一フロンティア生命 574.5%

このランキングを見ると、設立してまだ新しい生保が上位で、日本生命や明治安田生命などの老舗が下位気味なところに収まっていますよね。
その理由や、ソルベンシーマージン比率が高ければ良い訳では無いなどを次章に書いていきます。

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生保の規模によるソルベンシーマージン比率の傾向など

ソルベンシーマージン比率のランキングで、上位下位にそれぞれ似たような生保会社が集中する傾向がありますが、これはそれなりに理由があるのです。

新しい保険会社の数値と経営状態

新しい保険会社は保有契約数が少なく、保険金の支払いがほとんど無いのでソルベンシー・マージン比率も相対的に高くなるようです。
営業を開始して数年の生命保険会社で、ソルベンシー・マージン比率が10,000%を超えた例もあります。そんなに凄い数値を出しても、生命保険会社としてはまだ乳児のような状態なのですから、ソルベンシー・マージン比率の数値に余りこだわっても仕方ないという好例ではないでしょうか。

例えばネオファースト生命は、平成28年度の決算でソルベンシー・マージン比率が5,250.4%です。
卑下する訳ではありませんが、当サイト独自の「経常利益を経常収益割った利益率」が、ネオファーストの場合、経常損失÷経常収益になるので、利益率が−33.62%という成績になっています。
当サイトは33社の保険会社の平成28年度決算の数値をランキングしています。そのうち9社が1,500%超えですが、5,000%を超えた最強のソルベンシー・マージン比率を出している会社がこんな感じです。

旧来の保険会社の数値

さらに言えば、50年以上とか100年以上も続いているとか、年間何兆円もの生命保険売上(保険料等収入といいます)を挙げている生命保険会社でさえも、ソルベンシー・マージン比率が1,500%に満たないのです。
例えば日本の50年以上の歴史がある漢字社名の生命保険会社は、そんなに高い数値ではないのです。

保険売上一兆円を超えませんが、大同生命が1,206.2%で、富国生命が1,081.2%、大樹生命は1,068.7%です。
一兆円を超えている、住友生命、第一生命、日本生命、明治安田生命は800%〜900%台で、朝日生命(保険の売上3,800億円台)が691%です。

荒波を乗り越えて維持していることに賞賛

日本の大手生保は、リーマンショックのような長期的な世界的金融危機が来ても会社が潰れること無く健在です。
また大震災が発生して多くの方が亡くなられたり入院されたりで、普通では想像できないよう保険金・給付金を支払いました。
多くの方にきっちり保険金を支払って、それでもなおソルベンシー・マージン比率200%を割らないどころか、その三倍以上の比率を保っていることが賞賛に値するのではないでしょうか。

比率という数値よりも信用かも

大手を贔屓する訳ではありませんが、そんな荒波を乗り越えて今でも何兆円・何千億円もの生命保険を売っているのですから、保険金支払い余裕度よりも長期に積み上げた信用、そして過去に何万件もの保険金を支払い続けた実績が物を言うのかもしれません。

このサイトでソルベンシー・マージン比率もランキングの比較材料として掲載していますが、あくまで比較材料の一部です。ソルベンシー・マージン比率にこだわりすぎないようにしたいものです。

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ソルベンシーマージン比率の余談とツッコミ

個人や家族の予測できない未来の何かに備えるために加入するのが生命保険で、その生命保険会社でも予測不可能な事態に備えらるかどうかの指標とも言えるソルベンシーマージン比率です。

未来は予測できないものです

金融庁 監督局 保険課 が平成18年に出したソルベンシー・マージン比率の概要についてという資料を見つけました。
この資料の2ページから引用します。

通常の予測の範囲を超える危険(リスク)の例で
●運用環境の悪化(株の大暴落)
●金利の低下(ゼロ金利)
●保険金支払いの急激な増加(大災害)
●その他
と書いてありました。(引用ここまで)
まさか
■リーマンショック(平成20年9月)
■ゼロの下を行くマイナス金利政策(平成28年1月)
■東日本大震災(平成23年3月)
などは、平成18年には想像できなかったでしょう。

一言では表現しにくいのですが、このような予想を超える未来の危険に対応できるかどうかの指標が、ソルベンシーマージン比率です。

ソルベンシーマージン比率を超える?免責

ちなみに、ソルベンシーマージン比率というのも怪しい物なんです。

例えば大震災で多数の人が同時的に死亡した場合、巨額の保険金の支払で生険会社が倒産するかもしれません。
そこで、保険会社には死亡保険金を支払わなくて良いという「免責」があります。

免責のうちの一つに、戦争やその他の変乱による被保険者の死亡は、死亡保険金の一部または全部を支払わなくても良いという条項があります。
ソルベンシーマージン比率、関係ないじゃん!と、ツッコミたくなりますよね。

東日本大震災保険金はどうなったの?

じゃぁ、何故東日本大震災のときは保険金の不払い報道が無かったの?まさか隠蔽?と疑いたくなりますが、そうではありませんでした。

生命保険協会に加入している生保全社が
「東日本大震災で亡くなられた被保険者の死亡保険金を全額支払っても、保険の維持に支障は無い」
という判断をしたので、死亡保険金も、医療保険なとの給付金も、全額支払われたのだそうです。

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