入院給付金 請求

入院給付金を請求しても、すぐに受け取れません

入院給付金を請求してもすぐにお金を受け取れず、着金したのは退院後5週間後でした。という話というか管理人の体験談です。

保険の宣伝などを見ると、入院給付金はすぐに受け取れるようにな気がしますが、実際に身内が入院したときにその甘さを思い知りました。
初めての父親の入院で、何をしたら良いのか解らず保険証券がある場所も解らず、実は入院給付金という保障があることも知らなかった管理人の体験談です。

平成後半のちょっと古い話で少々過激な表現もありますが、管理人の父親の健康に対する甘さ、管理人の間抜け加減なども参考になるかもしれません。

父親の入院

ある日管理人が会社で仕事をしていると母親から電話があり
「父親が入院したけど命に別状は無いので大丈夫で、医者から説明があるので会社を少し早めに切り上げて欲しい」と言われました。

午後に早退し病院に行き、医師の説明を聞きます。
・血圧が上200だった
・脳梗塞だが、現時点で最高の薬を使った内科治療で集中的に治療する
・既に認知症を発症しているようだ
主にこのようなことを言われました。
ここではさらっと主要な3項目を書いていますが、実際は詳しく少し長めの話で、説明を聞く度に嫌な驚きと怒りと不安が込み上がってきたのを覚えています。

説明が終わり病室に行くと、父親がベッドに寝ているのですが、首にポールペンより少し短く細い銀色の針金が刺さり、ビニール管でA4サイズの点滴液に接続されていました。
その他いろいろな要素もあって、思わず「何だこれ」と言ってしまうほど異様な状態でした。

保険証券が無い!

困ったのが保険証券で、母は父が保険証券をどこにしまっているのか知らないと言うのです。
運が悪いことに父は病気の影響もあって一週間程で「保険証券って何?」な状態になります。医者に言われていたとは言え、60歳で認知症が始まったのは驚きを超えたものがありました。

父親に保険証券のありかを聞くのを諦め、必死で家捜しをし、やっと見つけた保険証券に「21日以上の入院」の場合、入院1日目に遡って日額○○○○○円の給付と書いてありました。
21日以上の入院をしないと入院給付が出来ない!?今なら有り得ない内容ですよね?
このとき入院給付を初めて知って安心ましたが、その瞬間、3週間以上入院しないとお金が出ない!という変な落とし穴に落ちた気分です。

この当時、1泊入院から保障という言葉をなんとなく知っていたので、これは本当に驚きました。だったら今から、一泊入院から給付金が出る最新の医療保険に加入出来ないかな?と思ったほどです。
病気が発覚してから保険の新規加入なんてできないのに、当時の管理人は無知すぎました。

怒る家族

父は普通では余り見られないほど認知症の進行具合が酷く、見舞いに行くたび明らかに呆けていきます。
普通は、身内が入院すれば一日でも早く退院して社会復帰して欲しいと願いますが、管理人達は父に対してイラ付くばかりです。

父親の脳梗塞の原因は家族が毎日止めろと言っていた煙草で、父親は結構きついと言われる煙草を1日に1箱を吸い、父親がいる部屋だけ柱の色が茶色くなっていました。
体に良くないと諭しているのに父親は煙草を減らしもしなかったので、入院して脳梗塞が判明し認知症を併発した父に対して、家族は心配するどころか全員怒ってしまいました。

入院日数の短期化でヒヤヒヤ

近年の医療は凄く進んでいるので、以前は外科手術が必要だった病気も内科の投薬(点滴)治療でかなり回復します。
医療技術の進歩は体への負担が少なくなり、入院日数の短期化が進むことになります。
「ボケて社会復帰できないのは確実だから退院しても金を稼げない、せめて金の掛からない入院になって欲しい。給付金目当てだけど頼むから21日以上入院してくれ。」と願ったのを覚えています。
(多分この一行↑は、お読みになった方の全てが管理人に対して腹を立てる以上の感情を持つことでしょう。言い訳になりますが、それほど父親に対して怒っていました。)

幸いと言いますか父親の治療入院はかっちり21日間で、退院後は通院診療をしながら自宅療養をすることになりました。

完璧な診断書なんていいから

入院給付金は退院したらすぐに受け取れると思い込んでいたので、父が退院した日に保険会社に電話をしたら、退院と同時に診断書が取れたのですか、と聞かれてしまいました。
そう言えば母経由で、入院給付に診断書が必要と聞いたような気がしたのですが、忘れてしまうなんて相当な慌て振りです。
とりあえず、診断書に添付する保険会社の書類を送って貰うことにして、電話を切ります。

電話の後すぐに病院に戻って診断書を依頼したら
「退院しても、入院の原因になった病気について次の外来診療が確定している場合、その病気治療についての区切りが付かないので、まともな内容の診断書にならない。」
「退院後の外来診療も診断書に書くから、今回は診断書の依頼を受けられない。」と言われました。
マジかよ!?
外来(通院)治療が終わるまで何日かかるかわからないのに、どうすればいいんだよ!?完璧な診断書なんていらないから入院と外来は別の診断書にしてくれよ!と思いました。

診断書作成は3週間

退院1週間後、外来診療でとりあえずの小康状態が認められ、診断書の発行を受けてもらえたのですが、受付の時点で「診断書完成まで3週間です」と言われてしまいました。
紙1枚に3週間!?と思いましたが仕方ないので素直に3週間待ち、受取った診断書と記入済みの保険会社の書類をすぐに郵送したところ、1週間後に入金となりました。

給付金の着金まで5週間

という感じで、父親の退院から診断書の申し込みまで1週間、診断書作成期間が3週間、入院給付金受け取りまで5週間もかかりました。
今は保険金や給付金の一部を即日払いする保険会社や保険商品もあるようですし、支払いを早くする企業努力をしているようなので、もう少し早く入金すると思います。
ただ、現在でも大きな病院ほど診断書の完成に日数を要するようです。

そんなところに隠すな!

父親の保険証券は家捜し開始後三時間か四時間くらい掛かってやっと見つかりました。滅多に掃除しない場所を探したので管理人は全身埃だらけです。
そんな酷い目に遭いながらやっと保険証券を見つけましたが、どこにあったと思いますか?

入院より大分前の父曰く、○十万円の美術品の大皿。が入っている桐箱に保険証券が入っていました。
しかもその大皿、後に五千円の偽物ということがバレた、アホな逸品です。皿よりも桐箱(オーダーメイドで三万円)が高かったことになるんですから。
よく考えたら、美術品なら作家の銘が書いてある桐箱くらい付いていますよね?

しかも、やっと見つけた保険証券を見たら21日以上の入院で給付金支払いですよ?凄い残念感でした。

最近の入院給付金請求

父が入院した病院は地元の多分100床程度の病院でしたが、800床の大病院に入院した人によると、退院時に診断書を請求したら入院とその間の治療だけを書いた診断書を作ってくれたそうです。
さらにいつ終わるかわからない通院治療については、病院が発行する領収書をコピーして必要書類と一緒に保険会社に送れば、(通院給付特約などが付加されている場合)通院給付金を請求できるそうです。

管理人からの保険教訓

入院したのに保険証券がみつからず家族にキレられるような事態にならないよう、必ず配偶者に、中学以上なら子供にも保険証券の保管場所を伝えておいてください。
コレは大切ですよ。