家計 保険 見直し

家計が軽くなる保険の見直し方法3選!払い過ぎ保険料を簡単に節約

保険を見直して家計を軽くする方法を3種類紹介します。
節約を意識しても思うように貯蓄できなかったり、夫婦の小遣いを削ったり外食を削っているのに、毎月の収支に余裕が少ない!という状況になっていませんか。

家計に余裕を持たせるためには毎月決まった金額が出ていく「固定費」を見直すのが一番で、中でも保険の見直しによる家計費節約効果は大きいと言われます。
毎月の保険料を安くすることが出来れば、貯金ができない・今月も赤字・もう少し余裕が欲しいなど、家計の悩みが解決するかもしれません。


保険料の減額はカンタン・・・だけど

先に答えを書くと、凄く簡単な保険料の減額方法は
・定期保険や収入保障保険→保障期間を短くする
・終身保険や終身医療保険→終身払いにする
・全ての生命保険→保証金額や給付金額を減額する
コレだけです。

カンタン減額は罠がありますよ

ですが、例えば定期保険の保障期間をお子さんが中学卒業までにするなど、保障期間を短くしすぎるのはよくありません。
保険期間はそれなりに長くしていても、死亡保険金を減額しすぎると遺された家族の蓄えが不十分で生活費に困り、お子さんの希望する進路が叶えられないというのも問題です。
また、医療保険や終身保険で、保険料の終身払いも保険料減額の効果はありますが、かなりの欠点もあります。(後ほど具体的に紹介します。)

ということで、本来の保障の目的が薄くならない範囲で、保険料が家計に優しくなる見直しポイントを紹介します。

保険の特徴を知っておきましょう

先に各保険の特徴とメリットデメリットを紹介しますが、ここは読み飛ばしても構いません。

定期保険

少額で多額の保険金を望めますが、年齢を重ねる毎に新規加入や更新時の保険料が高くなるので、子育て期間が終わったりある程度歳を取ったら、解約すべき保険です。
例えば子供が独立して定期保険の必要が無いのにそのまま保険料を支払い続けるのは保険料のムダになります。禁煙歴や上下の血圧などで保険料が減額される商品もあります。
メリット
・少額の保険料で大きな死亡保険金
・保険金がどん!と出る(全額1回払い)
デメリット
・歳を取ると保険料が極端に高騰する
・掛け捨てで、終身保障しない

収入保障保険

保険金は月払いまたは年払いで受取れる年金方式を採用するので、例えば契約時に決めた月額○○万円が保険期間の終わりまで保険会社から振り込まれます。
例えば加入年齢30歳・保険期間30年・年金月額10万円の場合、死亡年齢が30歳:受取り年金総額3,600万円、40歳:総額2,400万円、50歳1,200万円です。

メリット
・年々減り続ける必要な死亡保険金額に対応出来る
・年金累計額が毎月減少するので保険料が安い
デメリット
・収入保障という名前だが給料を保障しない
・年金全額を一括受取りすると目減りする

終身保険

一生涯の死亡・高度障害状態の保障をしてくれて、長期的な加入が続けば保険料総額よりも多額の解約返戻金になる商品もあるので、貯蓄と保障を兼ねた保険と言えます。
終身保険の解約は将来の貯蓄を減らしただけという見方もあるので、保険料の節約になるかどうか判断が分かれます。このページではあまり触れません。

メリット
・死ぬまで保障が続く
・解約すればお金が戻る
デメリット
・保険料が高い
・中途解約で損することもある

1.死亡保険金を減らして保険料を節約

保険に加入して何年も経つと、家族に必要な死亡保険金に対して過保障になっていることがあります。
年月が経つと必要な保障が減っていくことを解説しながら、保険料の減額方法を紹介します。

必要な死亡保険金は時の経過で減っていきます

がわかりやすいよう、3人家族、お子さんが0歳の家庭で主所得者(ここでは夫とします)が他界した時が

・子が生まれた瞬間
 子が社会人になるまでの家族(妻と子)2人の生活費22年分と、子供が社会人になるまでの教育費(保育園〜大学まで全て国公立で1,100万円説があります。)

・子が(12歳)小学校卒業
 2人家族10年分の生活費と、子の中学(約150万円)・高校(約150万円)・大学(約550万円)の教育費(合計約850万円)

・子(18歳)が高校を卒業
 2人家族の4年間の生活費と、子の大学の教育費(約550万円)

このように必要な死亡保険金は毎年、細かく言えば生活費や塾代などを考えると毎月減っていきます。

その時々に合わせて、必要な保険金に合わせて保険金を減らすことが出来れば保険料は安くなります。
例えば末のお子さんが生まれたときに増やした死亡保険金を、お子さんが大学生になってもそのままの金額にしている場合は、死亡保険金減額をしても良いでしょう。

死亡保障は何万円必要なの?

その時々に合わせた死亡保険金と言ってもざっくり過ぎるので、今日明日なら死亡保険金が何円必要なのかを分析しながら算出する、必要保障額を紹介します。

例えば
夫(会社員)・妻30歳、2歳と0歳 の四人家族で妻は育児に専念しているとします。

不謹慎ですが夫が今日他界したとして、末の子が社会人になるまでに最低限必要なお金がこの家庭の必要保障額で、死後に必要なお金と入るお金を差し引きします。

1.死後に必要なお金と入るお金の例
(1)死後に必要なお金
 遺された家族3人の22年分(末子が大学を卒業するまで)の生活費、2人の子供の大学卒業までの学費、住宅費用など

(2)死後に入るお金
 夫の死亡退職金・末子が18歳の3月までに受取れる遺族年金、現在の預貯金など

上記(1)−(2)が必要保障額です。

2.必要保障額の計算
(1)は、遺された家族3人の月間生活費が15万円として22年間で3,960万円、子供二人は全て国公立として約2,200万円、団信の保障で住宅ローンがなくなるとして合計約6,200万円が必要。
(2)は、死亡退職金は150万円、遺族年金総額が約1,800万円、現在の預貯金が100万円、合計2,050万円が入るとします。

(1)6,200万円−(2)2,050万円=4,150万円。これが必要保障額で、現時点で必要な死亡保険金額です。

必要保障額を知っておけば、死亡保険金を減らしすぎてお子さんが大学に行けなくなるような保障不足を防ぐことが出来ます。
先に書いた「時の経過によって必要な死亡保険金は減額し続ける」は、時の経過で必要保障額が減っていくことを意味します。

各家庭毎に必要保障額は違います

これはあくまで例ですので、家族構成や預貯金額、住んでいる地域性、公立私立・大学の文系・理系・医学系などお子さんの進学の想定やその他の要素で、必要保障額は変化します。
例えば、地方在住であれば4年や5年毎の車の買い換え費や維持費なども含めて必要保障額計算を算出しますし、会社員・公務員・事業主などの職種によっても違います。

必要保障額は各家庭で全く違いますし、本来もっと多数の要素を加味して分析しながら精密に算出すべき金額です。
自己算出も良いと思いますが、何度も計算し直すのも大変なので、必要保障額は保険のプロなどが使う専用ソフトによる分析と計算を(無料で)依頼するのが得策です。

必要保障額よりも死亡保険金が多過ぎるようでしたら、その部分だけを減額して家計の節約に役立てましょう。

2.保険を組み合わせて減額

よくある組合わせ手法は、大手の総合保険を、格安生保の医療保険と定期・終身保険など、複数の単品保険の組合わせに置き換える(乗り換える)方法です。
これをさらに安くするには定期保険だけで賄う保険金額を「定期保険と収入保障保険」に分けるとも組合わせると言える方法が有効です。

保険金を増やして安くする?

例えば上記の30歳男性が、保険料払込期間と保険期間が60歳まで、死亡保険金4,000万円、月額保険料14,800円のA社定期保険に加入したとします。

5年後に35歳になり、子供2人が高校大学共に私立・大学は文系または理系と想定を変更して必要保障額を算出して貰ったら5,000万円と判明しました。
そこで
・死亡保険金を増やす
・保険料を安くする
矛盾するこの2つを両立させなければなりません。

3つの見直しプランがあります

1.A社定期保険に死亡保険1,000万円を新規加入
2.煙草を吸ったことが無いので、健康体割引が効くB社定期保険に(死亡保険金5,000万円)に乗り換え。
3.B社定期保険3,000万円と、C社収入保障保険(最高年金累計額2,000万円以上)を組合わせて加入する。
この3案があるとしましょう。

クイズ
保険料が一番安くなるのは上記1.2.3.のうち、どれでしょうか。

見直しプランの保険料を計算します

1.加入中の定期保険は死亡保険金1,000万円につき月額保険料3,700円ですが、過去に加入した契約の保険金増額は出来ません。
 よって別枠で保険金1,000万円分に追加加入することになりますが、保険料は(35歳なので)月額4,100円の加算です。定期保険は年齢による値上がりが顕著な保険ですねぇ。

2.格安生保B社定期保険、保険料払込期間と保険期間60歳まで、死亡保険金5,000万円、非喫煙優良体割引が効いて月額保険料は約8,700円。これは大きな減額です。

3.B社定期保険の死亡保険金を3,000万円にすると月額保険料は約5,200円で、C社収入保障保険の年金月額10万円・非喫煙者優良体の保険料は月額約2,000円でした。
 B社保険金+C社年金総額は、加入後すぐに万が一があると6,000万円、10年後は4,800万円、20年後は3,600万円ですが、年々下がる必要保障額に対応できます。

最安プランはコレだ!

上記3案の月額保険料は(現在の保険料14,800円との差額)
1.約18,900円(+4,100円)
2.約8,700円(−6,100円)
3.約7,200円(−7,600円)
よって答えは3.の死亡保険の組合わせ案になります。

保険を組合わせて減額する方法は少々複雑になりますが、家計の節約にかなりの効果を発揮しそうですね。

3.生涯保険料の総額を減額

保険料の終身払いや長期払いが出来る、終身保険と終身医療保険などの保険料減額は、月額保険料を高くすることです。と言ったら信じてもらえないでしょう。
これらの保険商品は保険料支払期間が長くなると月額保険料が下がりますが、一生涯で支払う保険料総額で比較するとかなりの差が出ます。

よくある医療保険の例

例えば35歳男性が、格安生保C社の終身医療保険に加入するとしましょう。

・入院日額1万円・1入院60日保障
・特定3疾病による入院は日数無制限
・がん・心疾患・脳血管疾患:各50万円
・入院中の手術1回10倍・20倍・50倍
・外来の手術1回5倍、その他

終身払いの月額保険料は安い!

上記の保障は最近よく見かけるような内容ですよね。
この終身医療保険の、終身払いの保険料月額が約5,400円、70歳まで払いが約6,900円、65歳まで払いが約7,700円、60歳まで払いが約9,100円だとします。
終身払いの保険料は凄く安いですよね、これで毎月の保険料が安くなりました!・・・では終わりません。

終身払いが一番高いぞ

ここで支払保険料の総額を計算しますが、終身払いの場合90歳まで生存すると想定しましょう。
終身払い(90歳−35歳=55年)x12ヶ月x5,400円=約3,564,000円
70歳まで払い:35年x12ヶ月x6,900円=約2,898,000円
60歳まで払い:25年x12ヶ月x9,100円=約2,730,000円
60歳までと70歳までの保険料総額の差額は約168,000円ですが、90歳を想定した終身払いとの差は約734,000円です。
老後の70万円が消し飛ぶ代わりに今の月額保険料を安く出来るのが、終身払いと言える例です。

支払保険料総額や老後の負担も考えると、終身払いでは無く保険料支払期間が短い方がお得になるというお話でした。
少々強引ですが支払期間を短くすることは、老後の家計も考慮した保険料総額の減額方法と言えるでしょう。

以上で家計を軽く出来そうな保険の見直し方法3種類の紹介は終わりです。

必ず保険の専門家に相談してください

ここではかなり具体的な保険料などを書いていますが、保険の見直し方法や保険の保障内容は直ぐに古くなりますので、保険を見直したいと思ったら必ず最新情報の確認をしましょう。
保険を見直す際は、必ず保険の専門家などに相談するようお願いいたします。