保険 見直し デメリット

保険の見直しがデメリットになる!? 損せず保障を厚くする裏技を紹介

加入している保険の更新が近くなったとき、家計が苦しくなったとき、あるいは結婚、出産、転職、フリーランス転向、などの人生の節目で保険を見直すことがあると思います。
保険の見直しをすれず保険料が安くなったり保障が厚くなるなど、メリットが多いように思えますが、逆にデメリットはないのかな、と心配になりませんか。

見直したデメリットとしてよく見かけるのが、保険を見直したら保険料が高くなった!という話ですが、本当の話なのでしょうか。
また、保険のり見直しというと、既加入の保険を解約して新しい保険に取り替えるイメージですが、古い保険を新しくすることにデメリットは無いのでしょうか。
そのような疑問の答えや、保険料が安くしたら実は老後にかなりの打撃を与えてしまうデメリットだった、など、保険の見直しをしたときのデメリットについて紹介します。

保険ショップなどに出向くのは面倒というデメリット

保険ショップの往復で2時間は必要だったり、外出の準備も含めたら2時間以上必要になる方もいらっしゃると思います。
また、小さなお子さんを連れて外出して、保険ショップであやしながら相談するというのも大変です。さらに言えば、妊娠中や介護などで外出自体がデメリットこともあり得ます。

ですが、今はリモート(オンライン)保険相談を始めた保険ショップがあり、PCやスマホがあればアプリのダウンロードも難しい設定も必要無く、保険の相談が出来ます。
忙しくても、外出の時間を作ること無く、相談時間だけ作ることが出来れば、保険の見直し相談が可能な時代になりました。

見直したら保険料が高くなってデメリット

保険を見直す時は既契約の保険に加入したときよりも歳を取っているので、冷めたことを言えば保険料の値上がりは当たり前になりますが、なぜそんなに上がるのか疑問に思いませんか。

歳を取って保険料が高騰した

保険を見直しで、軽い気持ちでとりあえず今の契約と似た内容で、新しい保険の保険料を試算して貰ったら、高額な保険料になった!というはなしを聞いたことはありませんか。
まずその原因は年齢です。

病死の可能性に比例する?

若い人は病気の罹患率が低いので、保険会社が保険金や給付金を支払う可能性は低いのですが、老後になるとその可能性が極端に高くなります。
死亡保険は事故死も病死も保障しますが、事故死より病死の可能性が圧倒的に高いので、保険料は年齢による病死の可能性にほぼ比例するように高騰します。

これをある保険会社の定期保険(死亡保険金1,000万円・保険期間と保険料支払期間は10年)の、月額保険料で比較してみましょう。
20歳:約1,100円
30歳:約1,300円
40歳:約2,300円
50歳:約5,000円
60歳:約11,000円

20歳と30歳ではさほど保険料差が無いのですが、30歳以後は10歳毎に約2倍を繰り返しその差額額は年数に応じて大きくなります。
この結果、60歳の保険料は20歳の約10倍に跳ね上がっているのがわかります。
歳を取って大きなリスクがあるのに保険会社が契約を引受けてくれるという意味にもなるので、デメリットと言えない部分はありますが、年相応の保険料の高騰は意識しておきましょう。

保険金が低すぎたと思い知ってデメリット

保険の見直しをしたら保険料が高くなっという話を聞いたりします。
ですが多くは、元々加入していた保険の保障額では万が一があっても家族を守れないため、必要最低限のな保険金額に上げたことによるものです。

死亡保険金の平均額を知っていますか

保険会社のサイトやまとめサイトによって違いがあるものの、平均の死亡保険金額は約1,600万円〜2,500万円でした。
ここではわかりやすくするために、持ち家に居住中の夫婦とお子さん2人(3歳と0歳)の4人家族で、主所得者であるご主人の死亡保険金が2,000万円だとします。
では、末のお子さんが0歳として、ご主人が運悪く明日他界した場合に死亡保険金2,000万円は十分な金額でしょうか、それとも不足でしょうか。
答えは、かなりの不足です。

必要保障額を計算してみましょう

必要保障額とは、例えばご主人に万が一があった場合を想定して設定すべき死亡保険金額で、遺された奥様とお子さん2人が、ご主人の死亡保険金で生活したり進学することを前提とします。
お子さんが2人とも社会人になれば、お子さんの稼ぎで奥さん(お子さんからすれば母親)を養うことが出来るので、期間的には最短で末の子が社会人になるまでの間と想定します。

遺された家族の生活費

下のお子さんが社会人になるまでの22年間に必要な生活費と教育費の合計が必要保障額とも言えるのですが、まず、遺された3人の22年間の生活費を計算します。
持ち家の場合は住宅ローンが団信で保障されるので、万が一の後の支払いは無いとして、住宅費用と教育費を除いた生活費が毎月15万円必要としましょう。
生活費:月15万円×12ヶ月×22年=3,960万円 です。

月間15万円だったら奥さんが働けば大丈夫と思うかもしれませんが、毎月15万円分の労働でもかなりの時間を取られるので、0歳と3歳のお子さんの躾が十分に出来るかどうか疑問です。
ここはご主人の万が一の後は奥さんが働かない方向で話を進めます。

教育費と公的保障など

教育費もいろいろ言われていますが、塾や習い事その他の教育費用も含め、保育園から大学まで全て国公立でも約1,000万円説を採用して、お子さん2人の教育費は2,000万円です。
すると、生活費約4,000万円+教育費2,000万円=6,000万円の死亡保険金が必要です。
ですが、下のお子さんが18歳の4月まで支払われる遺族年金の総額が約2,000万円として、必要な死亡保険金額から減額できるので、最終的な必要保障額は約4,000万円です。

実はメリットです

本来の必要保障額は、は生活費も水道光熱費・被服費などもっと細かい項目に分けて計算すべきですが、ここでは割愛しました。

もうおわかりだと思いますが、必要保障額を知り、今の死亡保険金との差額知ることは、この先の安心を得るためのメリットです。
かなりざっくりな説明でしたが、実は必要保障額の計算は職業や居住地、毎月の生活費の違いなどで大きく変わりますし、お子さんにどのような教育を与えるかなどでも変化します。
例えば、もしこの家族が賃貸住宅に住んでいて家賃が15万円であれば、さらに4,000万円の死亡保険金額が必要になり、最終的な必要保障額は8,000万円です。

このように必要保障額は家庭毎に全く違う金額になるので、できれば保険のプロなどに依頼することが望ましくなります。

保険料が安くて老後に墓穴?

保険料が安くなるのに老後に痛い目に遭うはずが無いでしょ?もしかして安い保険は保障が薄いと言いたいのかな?と思うかもしれません。
確かに安い保険→保障内容が薄いということもありますが、そうではなく、保険料を安くすると何故か保険料が高く付く話を紹介します。

終身払いにしたらデメリット?

終身医療保険を見直したときに、毎月の保険料が一番安くなる「終身払い」を選んだとします。
終身払いを少々下品に言い換えると「死ぬまで保険料を支払い続ける」支払方法ですが、収入が年金だけしか無いような老後に、保険料を支払い続けるのは辛いのではないでしょうか。
また、死ぬまで払いなので、長生きすると「保険料総額」がかなり高額になるので、老後の生活を直撃します。

終身払いと歳払いの比較

ある保険会社のネットでも加入出来る医療保険は60歳・65歳・終身払いの3種類の支払方法がありますが、例えば30歳女性の月額保険料が
終身払い:約3,100円
60歳払済:約5,200円
とします。
60歳払済の保険料総額は30年間で1,872,000円ですが
終身払いで90歳まで生存した場合2,232,000円で60歳払済との差額は360,000円、100歳まで生存した場合は2,604,000円で差額は732,000円です。
この計算結果を見ると、長生きする程保険料総額でデメリットになるのが、終身払いとも言えます。

保険を見直すのであれば必ず保険料の支払期間と保険料の総額をしっかり確認しましょう。

更新型にしたらデメリット?

更新型の保険はデメリットだけしかないのでしょうか。

更新型保険の特徴

更新型は主に
1.10年毎などの一定期間毎に保険契約が更新される
2.保険期間30年で、契約後15年で更新がある
3.保険期間10年以上の契約で保険期間の終わりまで更新が無い
だいたいこのようなパターンがあります。

1.は、先に書いた20歳から60歳までの保険料例のように、更新の度に保険料が上がり、2.は保険期間中に1回の更新時に保険料が上がります。
3.は、保険期間が終わるまで保険料はずっと一定です。
見直し時に更新型を選ぶとデメリットになるのは、大旨40歳を過ぎても1.の更新型を選んだ場合です。

若い内の更新型はオトク

更新型は若い内は凄く安くてメリットですが
●例えば70歳など、ある程度高齢になると保険の更新が不可能になる
●老年期の保険料が高すぎて支払うことが出来ない
というデメリットがあるので、中年以後の保険の見直しをするときに一生涯の保障が必要と感じたら、まず先に終身型の保険を考えましょう。

解約したら最悪だった

保険の見直しは、現在加入している保険を解約して新しい保険に加入する。とよく言われますが、実はこれは無保険状態が生ずるなど、絶対にやってはいけない手順です。
勢いで先に解約したら新しい保険に加入出来なかったとか、解約した保険はかなりオイシイ保険だったと後から知っても元に戻せないなどもあり、先の解約はかなり危険な行為なのです。

告知するような病気を忘れていた

先に解約したときにありがちな墓穴が、新しい保険の告知書で引っかかってしまうことです。
ガンになった、脳梗塞で入院したなどの大きな病気は覚えていると思いますが、過去2年以内に健康診断・人間ドッグを受けたときに指摘された異常箇所を忘れることなどがあります。
その他細かいところで引っかかる可能性もあります。
既に解約した保険は元に戻せず、健康な人が加入出来る通常の保険は断られるので、保険料が高くて保障範囲や保障額に制約がある引受基準緩和型保険に、渋々加入することになるかもしれません。

解約返戻金が少ししか無い

お金が残る保険と言えば終身保険で、保険料支払期間中に解約しても、解約返戻金という現金を得られます。
現在の終身保険は「低解約返戻金型」と「それ以外の普通の終身保険」があるのですが、低解約返戻金型は、保険料支払期間中の解約返戻金が通常の終身の7割に減額されます。
また、終身以外のお金が貯まると言われる保険でも、契約後ほんの数年などの短い期間で解約すると、予想をかなり下回る返戻金しか残らないので、必ず解約前に返戻金額を確認しましょう。

なお、一時的に支払が困難な場合であれば、解約返戻金の7割から9割の範囲を上限として保険会社が契約者にお金を貸してくれる、契約者貸付制度の利用がおすすめです。

お宝保険だった

10年以上前など、今のような超低金利政策の影響を受けていない頃に契約した保険は「積立利率」が今よりも格段に良い「お宝保険」の可能性があります。
保険会社は、契約時に決定した積立利率を必ず守り通す義務があるので、特殊な保険では無い限り、積立利率は保持されます。

お宝保険は積立低利率の良さが生きるので、今の保険と比較して保険料の割には保険金額が良い、解約返戻金の貯まり方が良いなどのメリットがあり、解約するのは大きなデメリットです。
見直しをする際は必ず、既契約保険の積立利率を聞いてください。

転換もデメリットです

また、保険の「転換」「乗り換え」「下取り」は、既契約の解約返戻金を新しい保険の保険料減額原資として充当するので、元々の保険の契約が消滅し積立利率は継承されません。
既契約の積立利率と新しい保険の積立利率を比較して納得できなければ、転換などは止めましょう。

保険の見直しがデメリットにならないようにするには

保険の見直しがデメリットになる場合についていろいろ書きましたが、デメリットだらけの見直しになることを防ぐ為に、死亡保険の保険金や医療保険などの給付金について
●誰を守るお金か
●何が起きたときのお金か
●そのお金の使用目的
●必要な金額
●支払える金額(月額・支払総額)と支払期間
これらを考えておくと、後悔するような見直しにはりません。

様々な要素をシミュレーションしましょう

例えば家族の生活を守る保険の見直しなら、単純なメリットやデメリットだけでなく、今と将来の生活や与えたい教育も考えながら、保険のシミュレーションをする必要があります。
既契約の保険も新しい保険も、デメリットもメリットもあるので、既契約をばっさり解約するのか、既契約に新しい保険を上乗せするのかなど、難しい判断をする必要もあります。

また、見直すのであれば現在の保険の積立利率を調べたり、どの部分が自分や家族のメリットなのか、他の家庭ではどのようにしていたかなどの情報も欲しいですよね。
保険は自分で保険の見直しをすることも可能ですが、保険商品の選び方で迷ったり、自分や家族に合うプランがわからない場合は、試しに保険のプロに相談してみましょう。

保険のプロは、豊富な知識と経験に基づいて、保険の不安な点や疑問にわかりやすく答えてくれます。すべて無料で無理な勧誘やしつこい営業などありません。